城下町の風情を、、まつびしの挑戦
姫路の魚町、塩町といえば言わずと知れた姫路の繁華街。
昔はこのストリート、柳の木が立ち並び、ストリート突き当りの舩場川にはかき船があって何とも言えぬ風情があったらしい。
それがなんと今や全国どこにでもあるような飲み屋さんビルが建ち並ぶだけ。
なんとも寂しい限りです。
城下の素晴らしい場所にありながら、これではどこで飲んでも一緒。
ここは姫路ですよ。
姫路で飲みたいなぁ、、と思わせる要素が欲しい。
城下町姫路で飲んでるんですよ、、なんてことを感じてもらいたい。
今の時代、チェーン店の氾濫で全国どこへ行っても一緒の風景、、、
だからチャンスなんだと思うんです。
城下町のイメージっていっても、瓦屋根と白壁、木ルーパーなどというダイレクトな形態模倣などはいろんなとこでしています。
そう今は21世紀。
当然のごとく歴史に対しては深く敬意を抱き、新たなる形態を開発すべきだと思うのです。
たまたま機会を頂き、老舗料亭まつびしの建て替えのお仕事を頂きました。
この場所にしか成り立たない意匠、未来の姫路に向けてのメッセージ、、、
そんな想いでデザインさせていただきました。
ひとつの宝石が街を変えてしまうパワーを持ってほしい、、
そんな思いでいっぱいなんです。